今夜はオペラ座でバレエ鑑賞です。
ウィーン国立バレエ団の踊り、
そしてウィーンフィル団員の奏でる音、
チケットを取ったときから、
もう楽しみで楽しみで待ちに待っていました。
開演前からオーケストラピットを覗いてみたり、
そわそわしてしまいます。
4人の振付家のプログラム「ダンスの展望」。
モダンバレエの鑑賞は初めて。会場は満席です。
バッハのピアノ協奏曲が流れ、
幕が開けるとダンサーが一人、
また一人と増えながらシンクロして、静かに、
かつダイナミックな踊り、目が釘付けになります。
次は、シルバーと赤の衣装でとてもエキゾチック。
魅惑的な表情と踊りにうっとりでした。
幕間は、興奮気味に感想を言いあいながら、
美味しい白ワインをいただきました。
リリーンとベルが鳴り、慌てて席へ戻ります。
白色のレオタード、シンプルな舞台。
男女が磁石のようにくっついたり離れたり、
動きが水のように流れたり。
私を一番夢中させてくれた踊りでした。
そして最後は、大好きな曲、
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に合わせ、
男性のアクロバティックな動きと
女性のチュールが大きく舞います。
でもヴァイオリンの音色があまりにも美しく、
つい目を閉じて音に集中してしまうほど。。。
本当に素晴らしかった。
夫のお母さんは学生時代に音楽を学び、
ピアノの先生をしていたので
「いつか、ヨーロッパで音楽を聴かせてあげたい」
と以前から夫はよく言っていました。
今夜、その願いが叶いました。
帰り道、トラムに揺られ、余韻に浸るのでした。