夜は、待ちに待ったピアノコンサートです。
それも、世界遺産のカタルーニャ音楽堂で。
ガウディのライバルと言われた
ドメニク・イ・モンタネールの建築です。
外観からため息の連続でした。
細い路地に突然現れる赤レンガ造りの建物は、
カラフルなモザイクタイルの柱や絵画、
彫刻などの装飾に覆われ、独特な美しさ。
エントランスを入ると、
ロビーの天井や壁の煌びやかなタイル、
照明や階段の手すりの支柱1本にまで
細かな飾りが施されとても華やかです。
2階の大ホールに一歩入ると、
息を飲む美しさです。
正面ステージには大きなパイプオルガン、
壁面には楽器を奏でる女神たちの彫刻。
天井を覆い尽くす優美な花々。
天井の真下から見上げると太陽の光のような、
でも斜めから見ると水の雫が美しく滴るような
素晴らしいステンドグラス。
なんと表現していいかわからないけど、
愛に満ち溢れた空間です。
ただ、残念なことに、
マウリッツィオポリーニのコンサートは、
体調不良のため中止になってしまいました。
ご高齢なのでひょっとしたら。。。と
心配はしていたけど。
今回は代わりのアルカーディヴォロドスという
若手ピアニストのコンサートを聴きました。
ブラームス、シューベルトを弾いて、
会場は拍手喝采でした。
私は知らない曲ばかりだったけど、
それでも美しい音色に酔いました。
うーでも、
ポリーニのピアノを夫のお母さんに
聴かせてあげたかったなぁ。
いつかどこかで叶えたいと思います。