ウイーンで一番楽しみにしていたこと、
それは、バレエ鑑賞。
スニーカーを脱ぎ、きちんとした装いに着替えて、
国立オペラ座へ。
中へ入ると、宮殿のような階段、天井画、シャンデリア、
まるで別世界のよう。
この日の演目は「白鳥の湖」。
それも日本の方が主役のオデット。
同じ日本人だからかな、
とてもうれしくて誇らしく思います。
いざ、第一幕が始まると、
オーケストラの奏でる音色にグッときました。
最近毎日のように白鳥の湖の曲を聴き予習していたので、
鳥肌が立つほどの感動です。
その後はバレエの美しさに心を奪われて
一時も目を離せませんでした。
バレエダンサーではなく、
まさしく白鳥がそこにいました。
幕間の休憩時も、
豪華なロビーでカナッペとワインを愉しんでみたり、
同じボックス席の方とお話して、いい時間を過ごしました。
そして、あっという間にカーテンコール。
素晴らしかった。
ずっと観ていたかった。
芸術がこんなに心を満たしてくれるなんて。
興奮が冷めぬまま近くのカフェに立ち寄り、
ぽーっと余韻に浸りました。
忘れられない一日となりました。